通信制高校 サポート校とは?
教育課程は、高校を卒業するまでの学び方の事で、次の3種類があります。
①毎日学校に登校する「全日制」
②夜間などの特別な時間帯に授業を行う「定時制」
③通信による教育を行う「通信制」
通信制高校は、高校の教育課程のひとつ「通信制課程」がある高校のことです。
そして「通信制高校サポート校」とは、通信制高校での単位修得をサポートする塾のようなものです。
単位制について
「単位制」とは、学年による教育課程の区分を設けず、決められた単位を修得すれば卒業が認められるシステムです。
「学年制」とは、一年ごとに与えられた教科・科目を学習し、すべての単位を修得すると次の学年に進級できるシステムです。そのため、単位を一つでも落とすと留年(原級留置)になり、その学年の学習をもう一度全てやり直すことになります。
単位制の特色
・自分の学習計画に基づいて、自分の興味・関心に応じて科目を選択し学習できる。
・学年の区分がなく、自分のペースで学習に取り組むことができる。
通信制高校の特長
通信制高校の特長
特徴①レポート提出
教科書や補助教材などによって、各教科・科目ごとに定められたレポートの課題に自習学習の元で解答し、決められた期限までに提出して添削指示を受けます(全日制における授業に相当)。学習した教科書の内容をどのくらい理解したかを確認するためのものです。
特徴②単位認定試験
一般に、前期・後期の二回実施されています。レポートの内容が中心で、試験範囲のレポートが提出されていないと受験できません。
特徴③スクーリング
登校して担当の先生から直接指導を受けます。これも全日制の授業に相当します。スクーリングが開校される日や時間割、出席時数の基準はそれぞれの学校により異なります。
サポート校の特長
サポート校の特長
サポート校は、「通信制高校のデメリットを補い、高校卒業資格をより確実に取得できるように、学習面や生活面での支援をしていく民間の教育施設」です。
サポート校自体は通信制高校ではないため、単位を認定することはできません。サポート校は、通信制高校の学習システムを柔軟に活用しながら、少人数教育指導、個別カウンセリング、体験型学習を重視したプログラムなどを通じて、三年間で高校卒業資格を確実に手に入れるためのレポート指導や教科指導、スクーリング指導を行うというのが基本コンセプトです。総合学習的な要素も早くから取り入れています。
サポート校の役割
1、通信制高校を三年間で卒業可能にする
2、「管理」によらない自由な高校生活を過ごせる
3、学習や精神面での個別的な指導を受けられる
4、基本的な生活指導を受けられる
5、ユニークなカリキュラムや授業(選択科目)がある
このような人におすすめします!
1、どうしても高卒学歴が欲しい人
2、留年や退学をせずに高校を卒業したい人
3、通信制高校だけの学習では卒業する自信がない人
4、大学、短大への進学の意志がある人
5、将来のための資格や検定の取得を目指したい人
サポート校も同時に通うことで、以下のような通信制高校のデメリットを補うことができます。